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プロがおすすめする使い勝手のいいフルハーネスとは?

2017年7月20日

2019年2月に施行された労働安全衛生法施行令により、高所作業において長年使用されてきた安全帯の名称が「墜落制止用器具」に変更されました。フルハーネス型の墜落制止用器具はやっぱり高価です。後悔しない買い物をしたいものですが…。

 

そもそも使い勝手のいいの定義とは?

使い勝手の良さのポイントは色々ありますが、まずは体にジャストフィットする、あるいはジャストフィットするように調節がしやすいという点が挙げられます。胴部全体をサポートするフルハーネス型のベルトが、作業するたびにズレたり緩んだりしては気を取られて仕事どころではなくなってしまいますよね。
次に重要なのは動きやすさです。動きやすさを決めるポイントは色々ありますが、まずは重さが気になるという人が多いようです。重さは特に金具部分の素材(アルミかスチールか)や形状によって変わってきますので、ご注意ください。形状については、ワンタッチ型、パススルー型があり、パススルー型の方が軽くなっております。一日中つけているフルハーネスの体の負担や使いやすさなどを考え、ご購入ください。

ワンタッチバックルで一番人気はこちら

https://www.harness-pro.com/fs/harness/fujiidenkou/T006

 

パススルーバックルならこちら

https://www.harness-pro.com/fs/harness/sanko2tyou/T032

 

 

 

あとはフルハーネスそのものの形です。太もも部分をサポートするベルトの形が股の下で合わさるV字型と両太ももに輪をかけるような形になる水平型がありますが、金具の音が気になる方はV字型、股にベルトが食い込む感じが嫌な方は水平型を選ばれるようです。

こちらはデザインにこだわったタジマのフルハーネス単品 ももバックルは水平型のワンタッチです。

AZAM-LWH SサイズMサイズLサイズが揃っており、カラーはブラック レッド ホワイトがあります。

https://www.harness-pro.com/fs/harness/T035

 

同じタジマの商品ですがこちらはV字型になっております。

ダブルのランヤードが最初から2本ついていますのですぐに現場で使えますよ!

A1GSMJR-WL2BK こちらもS、M、Lサイズ。カラーはブラック レッド ホワイトがあります。

https://www.harness-pro.com/fs/harness/tajima2tyou/T076

 

背中部分のサポートは安定感のあるⅩ字型やH字型を好まれる方がいる一方、鳶服と合わせて着用したり、腰道具を多く付けたりしたい方はY字型を好まれるようです。

 

X字型はこちらもおすすめです。

https://www.harness-pro.com/fs/harness/polimahontai/T045

 

Y字型ならこちらも大人気です。

https://www.harness-pro.com/fs/harness/kiyouhontai/T031

あとは、装着しやすさも大きなポイントです。装着部分がワンタッチ式になっているものや、腰道具を付けたまま装着できるタイプもありますので、自分にあったものを探してみてください。

 

あると嬉しいプラスアルファの機能

使い勝手の良さという点に加え、近年のフルハーネスには様々な特徴を備えたものも多いようです。
後は、フルハーネスをつけている時は当然激しく動くことが想定されますので、ベルトが擦れて体を痛めない工夫がなされていれば重宝します。肩や腰回りに低反発クッションマットなどが装着されていれば、体に優しくフィットするうえ、ズレたり擦れたりすることも少なく、長時間体に負荷をかけることなく装着できます。

タジマ 胴あてベルト ACRX700は空気の量を自分好みに調整できる内臓エアポンプと調整バルブで貴方の体にフィットさせる事ができます。
フルハーネスには着脱時にベルトが絡まったり裏返ったりしないよう、背中部分のX字になっている箇所に芯材を入れて絡まりにくくしたものもあります。これは、絡まりを防ぐというだけでなく、背中や肩を優しく保護してくれるため、着心地という意味でも優れた効果をもたらすようです。

サンコー EH3DN-10A 形状保持3Dハーネス 他のメーカーにはない最大の特徴が手に持った時に違いの分かるベルト素材。体になじむ形をしており、負担が少ない商品です。

夜間作業をすることが多い方は、蛍光色、あるいは光反射線が付いたものを選ぶと良いでしょう。光反射パッドを後からつけることもできますが、お互いに視認性が高まり、衝突などを防ぐことができます。

 

藤井電工 ハーネス用肩パッド RPS-60-HD 反射材付きで夜間での視認性を高めています。反射材のついたハーネスを指定の作業現場もございます。ぜひこちらをご利用下さい。

ランヤードの形状も十分チェックしてください

フルハーネスにはランヤード付きのものとそうでないものがあります。また、ランヤードにも様々な工夫が凝らされており、現場によって使い分けることが必要です。言うまでも無く、高所作業時に体制を変えたり場所を移動したりすることが多い方は、ツインランヤードの製品を購入しましょう。ランヤードを架け替える際に無胴綱状態にならないように2本のランヤードが必要という事なのです。

ランヤードの種類について

ランヤードには主に

●ロープタイプ ●伸縮タイプ ●リールタイプがあります。

ランヤードには2019年2月以降に製造された全ての商品にショックアブソーバーが標準でついています。

■ロープタイプには普通の平綱ロープ以外に型崩れによる強度低下のないブレードロープに衝撃荷重を緩和する機能を付加した全く新しいタイプのランヤードG ブレードがあります。この商品は強度を保証する16ストランドのナイロン糸と一定以上の荷重が加わると切断する4本の低伸度糸(テンションヤーン)で構成されており、衝撃荷重が加わった際に先ずテンションヤーンがロープ全長にわたり切断されることにより衝撃をやわらげます。

■伸縮自在のタイプのものもあります。ランヤードが長いままだと引っかかってし舞うことがあり危ないのですが、伸縮性のあるものであれば、遠くに移動しない限りランヤードは短いままの状態を保っているので、引っかからないだけでなく、折れたり撚れたりすることも少なくなります。

■リールタイプの商品では2種類の商品に分類されます。ロック機能の付いた商品と付いていない商品。ロック機能とはシートベルトのようなイメージをして下さい。衝撃が加わると最短の長さでロープがロックされる商品です。ですが全ての商品にロック機能が付いているわけではありません。簡単な見分け方としては比較的軽量で安価な商品にはロック機能がついておりません。高い作業現場であればロック機能無しでも使いやすいのですが、低床の場合はロック機能が付いていないと落下時に地面に接触してしまいます。ご購入の際は十分確認をお願いします。ハーネス・プロではわかりやすいように表示をしておりますが、わからない事があればお気軽にお問合せ下さいね。

藤井電工のリール式ランヤードTHL-TOR-93SV-33-R23はワンハンドリトラといって、自分の好みの長さでロープを固定する事もでき、巻き取り用のスイッチを押さなくてもランヤードを少し強く伸ばすことによって自動で巻き取ってくれるものです。片手で巻き取りまで済ませてしまえる優れものです。

「使い勝手のいいフルハーネス」と一言でいいましても人それぞれです。

初めてのご購入の際にはわからない事がたくさんあるかと思います。私たちもご相談には乗りますが、もっと良いアドバイスが出来るのは実際にご使用されている方に聞くことかもしれませんね。

 

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