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サンコー製フルハーネス、パンゲアのキャニオンを徹底解説!

    パンゲアについて

    商品種類

    パンゲアは現在2つの商品があり、腿がV字に食い込むようになっている「キャニオン」という製品と、腿が真っ直ぐ水平になっている「ホライゾン」があります。色がシルバーとブラックの2種類ある今回のパンゲアは、サンコー製フルハーネスの中で一番の軽量モデルで扱いやすいものとなっています。

     

    見た目とサイズ

    アウトドア寄りの見た目ではあるものの、女性が装着しても違和感がないように仕上がっています。標準でMサイズ(身長165cm~180cmを想定)となっています。身長が180cmを超えて、体重も100kgを超えるようであれば、Lサイズがおすすめです。

     

    パッケージの進化

    見てすぐにわかる今までとは違う部分と言えば、なんといってもパッケージです。今までのフルハーネスは、ブリスターパックなどの箱に商品が押し込まれて入っていることが多かったですが、今回のパンゲアは持ち運びが気軽にできるように、スタッフバッグになりました。上についている一つのプラスチックバックルで簡単に開け締めができるようになっています。さらに、一つの袋の中には必ず両方同時に使うランヤード(命綱)とフルハーネスが一緒に入っています。

     

    クロスパッドによる立体形成でストレスを軽減

    クロスパッドの役割

    フルハーネスで起こりうる、絡まってもたついてしまう問題も、パンゲアならば最初からクロスパッドがついているので絡まりにくく、すぐに装備することができストレスがありません。フルハーネスの背中に付いているD環を引っ掛けて持ち上げてあげると、クロスパッドのおかげで立体的にしっかりとフルハーネス自体が形成されるので、手足をどこに入れたらよいかわからない初心者の方でも安心して直感的に使うことが出来ます。

    細かい思いやり

    クロスパッドの役割はそれだけではなく、自身のベルトを通すことによって、フルハーネスとしてすぐ使用することが出来るのです。腰のベルトと一体化することで、密着力が強くなるので、パンゲア自体元々軽量ですが、さらに腰に対する重さの負担が軽減されるという嬉しい効果もついてきます。肩に触れる部分にはパッドがあるので、普段は勿論のこと、緊急時に肩にかかる負担が少なくて済み、自身の身体を守ってくれます。

     

    シンプルで分かりやすい接続部分

    パンゲアは胸や足などの接続部分は、胸に1つと両腿に2つの計3箇所で全てワンタッチ方式となっています。接続する時は音がするまで押し込んであげると、もう勝手に外れることはありません。外したいときは、両側のツマミを押してあげるだけでかんたんに外すことができます。

     

    ベルト調整のやり方

    直感的な操作が可能

    フルハーネスで一番難しいとされる、各々の体格に合うようにするベルト調整もパンゲアなら簡単に行なうことが可能です。パンゲアハーネスの型に沿ってある縦2つのラインと両腿のベルト2点が調整可能です。それぞれに調整ツマミがあり、指で軽く持ち上げて余分な部分を引っ張ってあげることで、自分の体格にあった長さに変更することが可能です。パンゲアだけに搭載されている機能で、胸の調節部分で余ったベルト部分を折り畳んで留めておける金具があります。作業などで余ったベルトが引っかかるという思わぬ事故の発生を防いでくれます。

     

    調節の目安

    ベルト調整の目安は、基本的に自分の体にフィットしている状態で指が縦に二本分入るような長さに調節するのが正しいと言われています。もしも墜落などしてしまった場合に、ベルトが身体にフィットしていると衝撃がしっかりと正しく分散されて大きな怪我をしないで済むためです。

     

    胴ベルトと注意

    パンゲアにおいての胴ベルトは工具や道具を吊るすためだけに使うのであれば、一周ぐるりと通してもらうだけで簡単に固定することが出来ます。但し、胴ベルト型の墜落制止用器具を使う場合は、腰のベルトは腰骨の上で締めなくてはいけません。上のお腹の部分で締めてしまうと内臓を傷つけてしまったり、反対に下げすぎると脱げてしまったりして非常に危険だからです。

     

    ランヤードの掛け方

    接続手順

    D環コネクタ側のDJMR環レバーを上に上げてツマミを下に下げると、背中のD環に引っ掛けられるようになる二重構造を採用しています。引っ掛ける向きは、ランヤードにある丸い穴が正面から見えるように手前に向けてD環と接続します。フックに関しては、パンゲアは胸の部分に2箇所のフック掛けが存在するので、しっかりと接続します。

     

    自由度のあるランヤード

    またどうしても作業をする上で胸のフック掛けが邪魔になるという場合には、フック掛け自身に取り外しが出来るように少し穴が空いているので、外して自分の好きな部分につけ直すといったことも可能です。また、ランヤード自体も2種類存在し、伸縮性のあるジャバラタイプと巻取りタイプとがあります。巻取りタイプは万が一事故で落下した場合に、シートベルトと同じ原理で瞬間的にロックされる仕組みとなっています。巻取り式はジャバラタイプと比べると重量は重くなってしまいますが、その分ロックが効くので、安全面において非常に優れています。さらに常に巻取られているため、無駄な線のたるみなどが無く、作業面でもストレスがないです。

     

    ショックアブソーバーの取り扱い

    フルハーネスにおいてのショックアブソーバーとは、予め縫製された緩衝ベルトを収納しておき衝撃が加わることにより、それらが引き裂かれて墜落した際の衝撃を和らげてくれるものです。ですので、緊急時に勝手に開くものなので、決して勝手に開けたりしてはいけません。

     

    まとめ

    サンコー製フルハーネス、タイタンパンゲアのキャニオンについて紹介をしました。以下に要点をまとめておきます。

     

    見た目

    ランヤードとフルハーネスが一緒になったサンコー製フルハーネス、パンゲアのキャニオンは、パッケージを持ち運びしやすいようにスタッフバッグに一新して、黒とシルバーの2種類を用意し、女性が装着しても違和感のない見た目にこだわりました。

     

    軽量化と実用性の両立

    実用性も充分で、最初からクロスパッドがついているので、D環を持ち上げることで形成が安定して出し入れでフルハーネスが絡まらないように工夫されています。形成が安定しているということは、実際に装着する際にもまるでリュックを背負うかのような感覚で素早く行なうことが出来てストレスがありません。フルハーネスのベルト部分が従来45mmの幅のところを、安全性をそのままで40mmまで補足することに成功しました。金具部分も強化プラスチックを使用しているので、体感でわかるほどの全体的な軽量化に成功しています。腰の金具をベルトと一体化させることにより、よりフルハーネスと密着させることが出来て身体への負担が軽減されます。

     

    簡単な操作性

    金具は全部ワンタッチ方式で音がするまで差し込む、ツマミを押して外す、と非常に簡単な操作になっています。またベルトの調節も直感的に行なうことができて、余ったベルトを逃がす構造も用意してあり、作業のじゃまになりません。

     

    ランヤードと安全性

    D環にとりつけるコネクタは2重構造になっており、作業中でも簡単に外れないようになっています。ランヤード自体もジャバラタイプと巻取りタイプの2種類があり、環境にあったものを選んで頂くことが可能です。巻取り式は身体にランヤードがフィットしているので作業の邪魔にならず、万が一の墜落の際にはシートベルトのようなロックがかかり、尚且ショックアブソーバーが搭載されているので安全面において信頼性がとても高いです。

     

    今回紹介した商品はこちらになります。

    (画像をクリックすると商品ページに飛べます)

    アイテム名

     

    You Tubeでも解説していますので商品選びの参考にしてください!

     

    PS

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