安全帯のフックの正しい位置・掛け方とは?
2016年9月8日
「安全帯のフックとは???」
安全帯のフックと言えば、大きな金属部分でカッコイイところですよね!
文書で説明しにくいのでお写真をご覧ください。
フルハーネスのフックはこちらの部分
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安全帯のフックはこちらです
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安全帯のフックとは、構造物に直接かけて、いざという時に(高所作業中の落下時)
使用者の体を釣る起点になるところです。
鉄・アルミといった金属で作られています。
オール鉄、オールアルミのものもありますし、鉄とアルミのコンビで作られたものもあります。
重さや強度や値段など選ぶ基準は様々です。鉄がお値打ちでしょうか(*^-^*)
フックの外れ止め装置の開閉作動の悪くなったら(変化による)、廃棄基準となります。
フックとロープがつながったパーツを「ランヤード」と呼びます。
ランヤード付の安全帯・フルハーネスもあれば、ついてないものもあります。
ついていないものは、お好みのランヤードを選んでつけてお使いいただきます。
その際、必ずメーカーをそろえてくださいね。
「安全帯の正しい位置と掛け方は?」
安全帯の正しい装着位置は、ずばり腰骨の真上です。
ベルトに緩みがないかどうか毎回しっかり確認してください(*^^)v
またフックのかけ方は軽くみては危険なんです。
フック本体に曲げ荷重やコジおよび、外れ止め装置に押さえ荷重が加わらないように使用してください。
うーん、、、わかりにくいですよね、要するに
横荷重のかかる掛け方はダメ!ナナメ荷重もダメです。
必ずフックが縦になるようにかけてください。
「フックの種類」
・安全帯用大型フック・・・有効径が大きいので太いものにひっかけられます。大口径フックということもあります。スタンダードタイプと回転タイプがあります。(回転タイプは、フックとつながる綱のねじれを防ぐことができます。)
・安全帯用小型フック・・・ランヤードと安全帯との接客部のフック、取り外し可能です。(高所ではなく必ず地上で取り外すこと)
※ランヤードとは、フック・D環・巻取器・ショックアブソーバー・伸縮調節器等の部分を含む安全帯の命綱部分の全体を指します。二重外れ止め装置付きのもの
・工具吊り用フック・・・安全帯に工具をぶら下げるためのフック